RDR2 レッドデッドリデンプション2 プレイしてみた感想、評価

先日レッドデッドリデンプション2が発売されました。ロックスターが送る最高傑作とも名高い本作品ですが、賛否両論あるようです。まだ前半しかプレイしていませんが、ネタバレしない程度に感想を書いていきたいと思います。

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 とても穏やかな気持ちになるゲーム

基本的にリアルであるということは間違いありません。グラフィックもとてもリアルです。個人的にリアルだなと感じたのは、拠点を移動する際走れないこと。ゲームはサクサクプレイしたいですよね。普通のRPGなどであれば、違和感よりも快適さを求めると思います。ですので最低限移動スピードは確保されているので、どこでも走って移動します。しかし、RDR2の拠点内の移動は歩きです。走れないんです。これがとてもストレスに感じる人も多いでしょう。しかし私の場合、歩いて移動していることが穏やかに感じてきています。冷静に考えれば、誰一人走っていない街を一人だけ走っているとしたら異端者です。でもゲームなんだから走らなければいけないということも当たり前です。このゲームはとにかくゲーム自体がゆっくりであるということを許容しなければ始まらないと感じました。

 

基本はGTA

舞台は西部開拓時代です。GTAは現代。大きな違いとすればやはり車の有無かと思います。RDR2は馬を使って高速移動を行います。現代と過去、時代背景は違いますが基本的なシステムは同じです。街中で暴れれば警察が来て捕まります。警戒範囲が表示され一定時間以上逃げ切れれば警戒が解けるという感じですね。どんなNPCも倒すことができるので(もちろん重要人物の場合はゲームオーバー)そういった意味でもGTAと変わりません。RDR2はGTAシリーズが好きだったという人が楽しめる可能性は高いです。しかし上記でも書いたとおり、RDR2はゆっくりしています。GTAは結構スピーディだったのでこの辺が面倒と感じてしまう場合は、GTAが好きだったとしてもRDR2は楽しめない可能性があります。

 

操作関連

操作は賛否両論分かれるのではないでしょうか。まず銃のエイムです。個人的にBFなど対人戦FPSをプレイしている身としては非常に敵が狙いにくいです。設定を変更すればもう少しよくなるのかもしれませんが、マニュアルでしっかり狙うのは難しく感じました。しかし、オートエイムが強烈なのである程度的にエイムを合わせておいてADSすると吸い付くように敵にカーソルが動きます。ですのでADSしっぱなしで次々倒していくのではなく、何度も何度も構えなおして戦うという戦法になるかと思います。

それから移動に関しては結構もっさりとしています。機敏に180度回転できず、ぐるりと回るような動きです。普通のゲームだとこの辺の動きはかなり俊敏でストレスがないのですが、個人的には一番ストレスに感じる部分です。そして私はこの動きに酔います笑 別の感想記事でも書いたような気がしますが、私が酔うポイントはスティックの反応とキャラクターの動きに差異がある場合に酔ってしまいます。スティックでは後ろに倒しているのにキャラクターは若干前に進みながら後ろに進みだすといった動きは完全にアウトな動きです。解消方法は円を書くように移動することしかないので私と同じような感覚で酔ってしまう人は注意が必要です。

 

個人的な楽しみ方

個人的には全体的にゆっくりとしたゲームだと感じているので、急いでプレイしないということを心がけることが大切かなと思います。ゲームは第三者視点でプレイすることが多いと思います。ゲーム内にキャラクターがいてプレイヤーがそれを操作しているという感じですね。しかしその感覚だとこのゲームはストレスが多すぎる気がします。移動にしても耐久値ににしても操作にしてもです。ですのでこのゲームは没入感を楽しむものだと感じました。このゲームの最終的な目標は「自由になる」という漠然としたものです。明確な目標に対してがんがん進んでいくのではなく、普通に生活しながらなんとなく自由を目指している。普通の生活も似たようなものです。明確な進む道と目的を持っている人は少なく、誰もが幸せになりたいと思いながらもなんとなく生きている。ですのでこのゲームをプレイしているときは主人公のアーサーになりきり、特に急ぐことなくその辺のNPCがしゃべりかけてきたら話を聞き道草をしながらゆっくりストーリーを進めていくって感じですね。ちなみにしゃべりかけてくるNPCは必ずクエストを準備しているわけではありません。ただ話しかけてくるだけなんてことのほうが多いです。拠点で薪を割って、少し動物を狩ってその日のゲームが終わるといった1日があってもいいです。とにかくこのゲームを楽しむコツは急がないことだと思っています。

 

悪人プレイに関して

悪人プレイも当然出来ます。リアル世界でもっと悪としていきたい場合はこちらで試してみてはいかがでしょうか。夜道を走っている人を襲撃したっていいです。日本人から考えると夜道で一人で歩いている人間を襲うということはかなりの異常者です。しかし世界的に見てみると夜道を襲われるということは結構な頻度で起きています。海外旅行が趣味の方は危険な国や、夜で歩かないほうが良い国などがあることは知っていると思います。日本人からしたら異常でもゲームの中ではそんな異常者になりきって襲うなんてのも楽しみ方のひとつですね。しかし町の中で暴れると生存率はぐっと下がります。この辺は状況で判断して楽しんでみてください。

 

最後に

基本的なゲームとしての出来は最高クラスです。グラフィック、世界観、作りこまれたゲームシステムなど世界が待っていたゲームといわれるだけはあります。ただその作りこまれすぎたゆえに面倒な部分もあるのは事実です。人によってはそもそもオープンワールドが好きではないという人もいるでしょう。ですので万人に受けるとは思いませんが、多くの人が楽しんでいるのは間違いないかと思います。

ここまで何度か言ってきましたが、「ゆっくり」を楽しめる人がこのゲームにぴったり合うのではないかなと感じています。