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スーパーマリオランで任天堂はスマホゲームにシフトする!?

先日任天堂スーパーマリオランを発売しました。ダウンロード数としては4日間で4000万ダウンロードと言われており、史上最速となっています。しかし、数字だけ見れば大成功ということになりますが、任天堂にとっては、素直に喜んでいいものかどうかという話になってしまいます。今回の件では自社の方向性を大きく見直さなければいけなということになりそうです。

 スーパーマリオランとは

スーパーマリオランを簡単に説明すると、いつもの横スクロールマリオをスマホで遊べるものとなっています。まずはIOSから始まり、そのうちアンドロイドでも配信されることでしょう。いつもの横スクロールと言っても、DSなどで発売されているものとは少し違い、スマホで操作しやすいような味付けになっています。プレイしてみるとわかるのですが、この手のアプリは沢山あります。キャラクターはオートランで動いており、障害物に対してジャンプ等の入力を行うといったものです。しかし、ダウンロード数は桁違い。よくあるゲームでありながら、マリオという冠をつけるだけでここまで爆発的ヒットが可能となります。こればっかりはさすがとしか言いようがありません。また、マリオお馴染みのギミックやアクションがあるため、これまでのマリオをプレイしている人もとっつきやすいのではないかと思います。

 

スマホの力を思い知らされた結果になる

これまでマリオは、DSやWiiなどで発売されており、スマホで配信されるということはありませんでした。マリオを遊びたいという人は、DSかWiiを購入する必要があったわけです。例えばDSですが、売れていると言っても最新の本体は1億台も売れているわけではありません。逆にスマホは億など軽く超える数字で売れているでしょう。そもそものマリオを遊べる環境というものが段違いということです。もし、似たようなゲーム内容で、DSで発売したとしても、4000万本は売れないでしょう。おまけにスマホ版はDS版に比べて少しチープです。もちろんオートランであるからこそ面白い部分もあるわけですが、ソフト同士で比べれば、完成度としては間違いなくDSでしょう。にもかかわらず、スマホのマリオが売れまくるのです。パワーが違います。もちろん、完全版をプレイするには1,200円を支払って購入することになり、多くの人は無料部分だけ遊んで1,200円を払っていないでしょう。それにしても4,000万ダウンロードとは凄すぎます。しかしこの結果は企業の方向性を決めてしまう可能性があります。

 

 

スマホに注力せざるを得ない

これだけのインパクトを残し、今後任天堂はCS機などよりもスマホゲームに力を入れざるを得ない状態になりそうです。まだスーパーマリオランは発売してそれほどたっていませんが、これがかなりの利益を生んだとしたら間違いなくスマホ方向へシフトするでしょう。「ゲームはスマホじゃなくて専用ハード」と、ユーザーも開発者も思っていたとしても、任天堂は株式会社です。結果として数字が出ているスマホへ舵をとっていくのではないかと思います。株主様は全員が職人肌でゲームが好き!なんて人ではありませんからね。数字が一番で、株価がどうなるかという話になってしまいます。そうなると、これまでソニーマイクロソフトと戦ってきたハード屋さんとしての任天堂がハード開発をやめるという方向になるかもしれません。SEGAのようですね。

 

 

スイッチが絶妙にマズイ

任天堂はこの先「スイッチ」という機種を出していくことになりますが、これが非常にマズイ位置付けであるとも思います。まず、携帯性ですが圧倒的にスマホが上です。常時持ち歩くものですし、スペックとしてもそこまで低くありません。誰でも持っているので、どこでもみんなでゲームができます。マリオランに限らず、これまでのマリオや、スプラトゥーンなど、スマホでプレイできるようになれば、スイッチの携帯性という面でおいても到底太刀打ちできないでしょう。そして、映像の処理能力です。プレイステーションや、XBoxなどは常に最新のグラフィックを提供しますが、任天堂が出すハードは基本的に他に比べて低グラフィックです。ユーザーも綺麗なグラフィックを求めていません。であればスマホ画面やタブレット画面でいいのでは?もしくはスマホをテレビ出力したら?なんて方法で満たされてしまう可能性があります。スマホはどんどん高性能に進化していきますからね。スイッチのメリットとしてる点を全てスマホがカバーしているということになります。

 

 

とどめの一撃は?

これは俺の予想なので、的外れかもしれません。現状、すぐに任天堂がハードをやめたり、アプリゲーム開発のみをしだすということはないでしょう。それは、

  • ゲームの購入方法
  • ゲームの操作性
  • スマホの映像処理に対するパワー不足

この3つが追いついていないからです。スーパーマリオランでも、ネット上で

ピーチ姫を助けるためにお金を出さないといけない時代になりました。

のような書き込みがありました。この書いた人の感覚が半端じゃなくずれているということはわかっているのですが、こういったことを思っている人はかなり多いということです。作ったものを無料で提供しろというわけですが、そんなことが成り立つわけがありません。もちろん広告収入や課金制度というものもありますが、ある程度本腰でゲームを開発するなら、それなりの金額をいただく必要は絶対に出てきます。ですのでまずこういった完全販売方法で「アプリを買う」という行為に対して抵抗がなくなれば、加速的に売れて行く可能性があります。

 

また、操作性についてはコントローラーです。今までは基本的に画面に表示される仮想キーで操作したり、タップだけで操作できるようになっているなど、スマホに対して遊びやすい、もしくは苦肉の策として遊べるようになっていました。現在でもBluetoothによる物理コントローラというものは存在しますが、普及はほとんどしていませんし、アプリが物理コントローラの使用を前提としたゲームを作っていないので、あまり使う価値はありません。しかし、この物理コントローラと対応するアプリがどんどん出てき、みんながバッグの中にコントローラを忍ばせている、なんてことが当たり前になったらDSなどの携帯機など一気に置き去りにされてしまうでしょう。

 

今でも決して低くはありませんが、スマホの映像処理能力も年々パワーアップしています。例えばWiiくらいの映像ならスマホでヌルヌル動くよ!なんてことになれば、映像に力を入れていない任天堂はまずいことになるでしょう。逆にプレステや、XBoxは差別化できるかもしれませんね。

 

そのうちアプリは、アプリストアで7,800円で販売していてそれを買う。そして、それを物理コントローラでプレイする。画面はそのまま小さくてもいいしタブレットでもいいし、テレビに出力してもいい。そんな世界が来るかもしれません。ですので、

  • アプリを購入するという部分に対する抵抗の排除
  • 物理コントローラーの普及
  • スマホの映像処理のパワーアップ

これらが揃った時、携帯ゲームハードにとってとどめの一撃になるかもしれません。

 

 

まとめ

任天堂は宮本氏も「スマートフォンでプレイできる対応をすべき時代になった」と言っています。これはゲーム業界が大きくゆっくり変わっていく可能性が示唆できますね。無名のゲームメーカーがアプリゲームに対して、購入に対する抵抗の排除や、コントローラーの普及をプッシュしてもそれほど影響力はないでしょうが、もし任天堂がアプリゲームに本腰を入れたら影響力は計り知れないでしょう。DSも下火、スイッチも空振りなんてことが起きるようであれば、いっその事「スマホゲームに任天堂あり!」という舵取りをしてもいいかもしれません。収益が今以上に上がるようであれば大成功と言えるわけですしね。ただ、もし任天堂がハードを作らないという話になればどうなってしまうのかとも思います。プレイステーションでマリオが動く日も来るのかもしれませんね。まだそんなことはすぐには起きないでしょうが、何が起こるかは本当にわかりません。未来のゲーム業界を楽しみにしていましょう!