コナンアウトキャスト 初見プレイ感想 アークとの比較

2018年8月23日にスパイクチュンソフトからコナンアウトキャストというゲームが発売されました。海外ではコナンエグザイルという名前で発売されていますが、日本ではアウトキャストという名で発売されています。今回は初見プレイの感想を書いていきたいと思います。

f:id:tak9313250:20180827130501j:plain

アークサバイバルエボルブとの違い

以前に発売されたアークと比較されていることが多いようですが、当然比較することになります。というのもこのゲームは多くの部分がアークと似ているのです。アークと決定的に違うのは何をテイム(手なずけるか)するのかという部分です。本作は人間を、アークは恐竜をテイムします。これによってフィールドを進む手段が恐竜ではなく人間ということになります。ここが大きな違いです。

 

ストーリー性

一応ありますが、基本的にはストーリーを楽しむようなゲームではありません。サンドボックス系ですので、そのフィールドで自分なりに楽しみを見つけて遊ぶゲームです。建築するも良し、PvPでバトルするも良し、探索するも良しといった感じで、プレイヤーが好きに遊ぶといった内容です。ホライゾンゼロドーンやウィッチャーなどをイメージして購入すると痛い目を見ますので十分注意してください。

 

アクション性

本作はアクションを売りにしているようです。攻撃、特殊攻撃、回避行動などをとることができるので、アークに比べて少しテクニカルな戦いが可能です。ちなみにアークは基本的に恐竜でガブガブするだけなので、純粋なステータス勝負という感じでした。人間は殴るくらいしかできないので恐竜と対峙した際は間違いなく死を覚悟します。

ではその売りのアクション性はどうかという話ですが、一応いろんな操作ができるくらいに考えておくのがよいかと思います。ダークソウルのようなテクニカルさはありませんが似たようなことは可能です。大きな違いはラグにあります。最大50人で遊ぶことができるわけですがそういった重さやping値の大きさから敵が瞬間移動したりどう考えても当たっていない状態でもダメージが入ったりしてしまいます。そういったストレスからアクション性が高いと言い切れないかと思います。とはいってもアークの恐竜のように倒せないわけではないので、しっかりとシステムの特性を理解すれば十分倒せます。

 

冒険感

オープンワールドの醍醐味は冒険です。マップに様々なオブジェクトが配置されておりそれがいったい何なのか探索に行ったり、うろついていたら洞窟を見つけたなんてのもオープンワールドの面白さです。冒険感という部分ではスカイリムに似た部分があります。スカイリムと比べてどうかといえば、もちろんスカイリムのほうが優秀で、アクションの話と同様、一応そんな感じに作ってあるという感じです。ただ、アークと比べると冒険感は強いかと思います。アークは基本的に文明がないところで生活しますので調べて探索しても結局は何もないという感じでした。その点コナンは人がいたり、洞窟があったりと冒険するには非常に楽しいです。またアークと違い人間だけで探索できるというのも大きいです。アークは恐竜に乗らないといけないのでどうしても大味になってしまいます。人間スケールか、恐竜スケールかということは重要です。

 

建築関連

建築関連はアークと非常に似ています。建物の立て方もスキルの進め方も似ています。個人的に感じた違いは、

  • 小物類の有無
  • 現代技術の有無

です。アークでは小物類はほとんどありませんでしたが、コナンでは準備されているので、家の中を装飾するといったことも可能です。ただ、アークでは存在した銃火器や、電気関連などは存在しないので、そういった便利さはありません。建築の進め方としてはコナンのほうが少し複雑で一つの素材を作るために様々な工程が必要だったりします。この変は好みが分かれるところではありますが、個人的にはこれくらい細かくてもいいかなと思ってます。素材集めなどが嫌いな人には向かないゲームですね。

 

バグ・遅延

バグについては現状なかなかひどいです。挙動がおかしかったりあるものがなかったり、それはもうなかなかのものです。どんなバグがあるのかも全容がわからないのではないでしょうか。遅延もかなりひどくアジアサーバーでもpingが200を超えているので、敵が瞬間移動したりは日常茶飯事です。この辺は改善できる部分とできない部分があると思いますし、少しずつブラッシュアップされていくと思いますので気長に待ちながらゲームを楽しめる人ではなければいけません。アクション性を売りにしていて遅延が問題というのも本末転倒ですが、アクション性を期待してゲームを買うというのなら別のゲームを買ったほうがよいかと思います。

 

結局面白いのか

とにかくサンドボックス系のゲームが好きなのかどうかという話に尽きるかと思います。アークと様々比較してきましたが、アークはアークでそう作らなければいけない部分があったでしょうし、コナンはコナンです。たとえば冒険感の話で、恐竜の世界に人間の文明が多々あっても困りますよね。世界観が違います。また人間の文明ともなれば当然人間専用の大きさになっています。その場所を恐竜を使わないで探索するということになればアークのよさは失われます。ですので恐竜系としてはアークが適しているのだと思いますし、人間系ではコナンが適しているのだと思います。アークとコナン、どちらをプレイしようか迷っているという人はどちらの世界観で遊びたいのかということを考えてみるのがよいかと思います。私はコナンの雰囲気も好きですし、アークのスケールも好きです。

 

個人的には

個人的な話をしますが、個人的に好きだと思ったのは、コナンです。やはり人間スケールでプレイするというのは私に合っています。人間スケールなので装備するものなども多くなりますし、探索も人間スケールです。アークも面白かったですが、後半強力な恐竜を従えるのがかなり面倒と感じました。ゲームバランスの問題でもありましたが、アークでの銃火器は恐竜に対して豆鉄砲というのもがっかりポイントでしたね。もちろんコナンのほうが新しいので今考えればという部分もありますが、一応コナンに軍配を上げたいと思います。とはいってもどちらも非常に楽しんだので時間に余裕がある人はどちらも遊んでみてください。