レビューで低評価を入れる風潮

最近新しいゲームが発売されても、まずは低評価を入れるという風潮があるとかないとか聞いたことがあります。こう言ったことが現実に起きているかは本当のところわかりませんがもし起きていたらそれは少し問題なことです。今回はこの件について話していきます。

 低評価とは

ファミコン〜PS1時代というのはゲームの評価というものが曖昧でした。というのも現在ほどネットが発達していなかっためネットで評判を確認するということができなかったからです。評判といえばファミ通くらいしかなかったのではないでしょうか。このファミ通のレビュー数万人に登るプレイヤーに対してたった4人で評価したものなので正しい評価とはいえなかったのかもしれません。(ちょっとグレーなお話もあるようですし) しかし現在はネットで評判を見ることができます。最近はそのネットの評判がひどいという話です。アマゾンなどはその商品に対する評価といものがあります。アマゾンの場合は星の数で評価されることになりますが、この評価が異常に低いということですね。低くなるとどう言ったことが起こるのでしょうか。

 

新品が安く買える?

現在では人は買おうか迷っている製品を目の前にすると、その商品が本当に優れたものなのかネットで確認するという行動を取ることが多いかと思います。その際に、評価が低ければ買い控えるということが起こる可能性が高くなります。買い控えると小売は在庫を抱えることになってしまい、本来販売しようと思っている値段からさらに下げた値段をつけて早く売ろうとするわけです。それは買い手にとっては安くなるので大きなメリットですが果たしてそうでしょうか。

 

 

意図的に悪い評価をつけている

これは本当かわかりませんが、プレイをしていない人でも様々なサイトで、悪い評価をつけることができます。(買わなきゃ付けられないものもありますが) そうすることで多くの人が買い控え、在庫の関係上値段が下げられてしまいます。欲しかった人は値段が下がった後に購入するという話ですね。もちろんこれが本当にそうなのか、本当に効果があるのかという話はなんともいえませんが、考え方としては間違っていないようにも思います。

レビュー自体は多いソフトだと1000件以上付いているものがあります。しかし、10万本売れたゲームだとしたら、その割合はたったの1%です。その1%がそういうことを狙ったとしたら簡単に1000件の悪いレビューが集まってしまいますね。偏った評価が集まるわけですが、それを見て買い控える人もいるとすれば効果はあります。もしそういったことを狙っているとしたら、その人たちにとって発売日は1ヶ月送れくらいに考えているのかもしれませんね。人によっては発売日に買ってプレイしなければいけないなんて思わないでしょうから。

 

 

これの問題点

消費者的立場で考えれば、製品が安く買えるということはとてもうれしいことです。しかし、ゲーム業界にとっては問題です。本来10万本売れるポテンシャルを持ったゲームがそういった情報操作で7万本しか売れなかったとしたら、それだけゲーム会社に入るお金は少なくなります。少なくなれば、ゲームを製作する予算も削減されますし、給料的にも問題が起これば優秀なクリエーターが離れていくかもしれません。そういったことが続けば、どんどんゲームとしての質は下がっていってしまうでしょう。ですので出来る限り製作メーカー側にお金が回るような場所でゲームを購入し、更には出来るだけ高い値段で買ってあげることがゲーム会社はもちろん、プレイする側にとっても満足するものが遊べる可能性が高くなります。もちろん本当につまらないゲームというのであればそれはそれで仕方がないことです。企業努力が足りなかったということになりますが、情報操作で売り上げを左右してしまうようなことがあってはいけないのです。自分が気に入っているシリーズの続編が発売されないようになったら嫌だと思います。そういったことがないように適性にお金を払っていきましょう。

 

 

最後に

この件についてはまだまだ言いたいことがたくさんあるわけですが、全部話しているととてつもなく長くなってしまいますのでこの辺にしておきたいと思います。とにかく、

  • レビューをするなら適切なレビューをする
  • 適正な金額で買う
  • 情報操作に加担しない

こういったことが今後のゲーム業界のためにもなるのではないかと思います。とはいっても、ここまで話したことは本当かどうか分からないのでなんともいえませんが、もしそういった考えがあるならちょっと考えを改めてみて欲しいなと思います。