巨影都市 初見プレイ、感想・評価(ネタバレなし)

先日、巨影都市が発売されました。本作品は絶体絶命都市シリーズの最新作という位置付けになっており、これまでと同様に災害時におけるアドベンチャーゲームとなっています。今回はネタバレの内容に感想と評価をしていきたいと思います。グラフィックなどの話などもしていますのでその辺は一番下にある動画を見ていただければ分かりやすいかと思います。

 グラフィック

 グラフィックのレベルは残念ながらPS3レベルの画像です。お世辞にもとても綺麗とはいえません。とはいっても気になるほどではないので問題はないのですが、特に人の髪の毛の描写などはかなり荒いです。綺麗なゲームをプレイしたいと思っている方にとってはちょっと期待はずれになるかもしれません。男の主人公のモデルは岡田准一?になっていますが、ここまで似せているようであればたまたま似ているというよりは契約かなにかしているのかもしれませんね。

 

カメラワーク

カメラワークはちょっと問題ありです。スパッと回転させたり切り替えたりすることが出来ず、変なところにはまるとガクガクゆれてしまったり、上手くキャラクターを表示できなくなってしまうこともあります。こういうことも合って私個人としてはちょっと酔ってしまうようなカメラワークとなっています。TPS遠い、TPS近い、FPS視点と3種類の視点がありますので酔ってしまう人は一番酔わない視点を選択すると良いかと思います。とはいっても私の場合どれも酔ってしまうので連続して2時間はプレイできず、ちょこちょこ休憩しながらプレイしています。

 

 

操作感

操作感は結構もっさりとしています。キャラクターを急に曲げたりすることが出来ないため、細かく狙った場所にキャラクターを移動させることが少々難しいです。この操作感も酔ってしまう原因の一つかもしれません。さらに、このゲームは乗り物を操作するパートがいくつか用意されているのですが、この操作感も悪く私の場合はあちこちぶつけながら進めています笑 ゲーム上仕方ないことですが、明らかに通れるよう場所でも強引に通行止めになっているなどちょっと突っ込みどころはあります。

 

 

ゲームが重い

通常時はそれほど重いとは感じませんが、敵の描写が多くなったり、災害時のエフェクトがかなりかかったりするととたんに重くなります。要するに処理落ち状態ですね。こういったゲームは、PS3時代に経験して以降PS4ではなかなか経験できなかったので、PS4では初めてという感じがします。もちろん経験したいような要素ではないのですが。私の場合PS4PRoでプレイしているのですがそれでも処理落ちしています。これが普通のPS4だった場合どうなるのかは分かりませんが、メーカーの技術的問題でしょうか。最新のゲームでありながらちょっとレトロな雰囲気を味わえるということがなんとか見つけた言葉ですね笑

 

 

豊富な選択肢

絶体絶命都市シリーズの定番といえる、豊富な選択肢は健在です。冒頭から選択肢で、主人公を男にするか女にするかを選択できますのでこういった部分からストーリー分岐は始まります。道中は正統派な回答から、クズ回答まで様々用意されていて、プレイヤーはこの様々な選択肢の中から自分好みの選択肢を選ぶことが出来ます。ありえないような選択をしてもそれなりに収束するのでその反応を見るのを楽しむという感じですね。選択肢によってはかなり笑えるような展開にもなるので自分の心が痛まないレベルで楽しい選択肢を選んでいきましょう笑

 

 

ゲーム性

ゲームとしては、とにかく逃げることが重要となります。ゲームオーバーも当然存在しますが多くが災害に巻き込まれた結果となります。瓦礫の下敷きになったり、巨影につぶされたり、落下してしまったりすることでゲームオーバーになります。プレイヤーはこれを回避して先に進めていくわけでですが、そんなにびくびくして進める必要はありません。ロードはあるものの、すぐ前からリスタートできますので、気軽に進めることが出来ます。というよりは結構初見殺しの内容が多いので一度もゲームオーバーにならずに進めることは困難かと思います。現実世界でこういったシーンに遭遇することは早々ないかと思いますが、災害時人の命は簡単に失われてしまうということですね。

 

 

オススメしたい人

このゲームが合う人は、まず前作をプレイしている人になるかと思います。シリーズ経験者しか分からないような細かい演出がありますのでそういったものを理解できるのはこれまでの作品をプレイして来ている人です。前作と比べても基本的に大きな変化はないですし、グラフィック、操作感等も許せる範囲かとおもいます。

それからゲームをプレイしながら笑いたい人は向いているかも知れません。選択肢次第ではなかなか笑える展開になるので、1人ではもちろん、複数人でワイワイ面白い選択肢を選びながら進めると楽しいと思います。

逆に綺麗なグラフィックや、複雑なアクションを求めているような方にとってはちょっと物足りないでしょう。アクションゲームという位置づけというよりはアドベンチャーゲームといった感じなのでストーリーを楽しむという感じです。ただ、ストーリーが複雑に作られているかといえばそんなことはなく結構ガバガバな展開となっており、やはり一押しは選択肢を楽しむといった感じになりそうです。

 

 

どうして巨影なのか

これまで絶体絶命都市というナンバリングタイトルで発売されていた本作品がどうしてナンバリングをやめて巨影都市となったかというと、どうやら現実世界で起こった災害に関係しているようです。要するに災害を主題としたゲームなど不謹慎すぎるという話ですね。これまでは水害だったり地震だったりと天災が災害のメインでした。実際に数年前から続編が開発されていたといわれておりましたが、3.11が起きたことをきっかけにこういったゲームの発売を自粛せざるを得ない状況となったようです。ここで考えた苦肉の策として、漫画、アニメの世界から巨人たちを出現させ、彼らが町を壊し災害を発生させるという流れに変更したとみていいかもしれませんね。これらがどうストーリーに絡んでくるのかは実際にプレイして確認しみてみてください。 

 

 

プレイ動画

今回のプレイではそれなりにクズになりきりはしないけど、そこそこ面白い選択肢を選び面白目にプレイしています。選択肢が豊富にあるので一度に全ての選択肢を見せることが出来ませんが、それなりに一貫したキャラクターになれるよう選択できているのではないかと思います。

 

 

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 最後に

もっと細かいところまでクオリティを求めたくなってしまいますが、ギリギリ最近のゲームに混ざってもプレイできるかなという感じです。何度も書いてきていますが、個人的にこのゲームの醍醐味は「選択肢」だと思っていますので、トロコンなどを目指し周回プレイすることがあっても突拍子のない選択を行い、その反応を見ることが出来るという意味ではちょっと飽きないような作りになっているかと思います。初見殺しも多数用意されていますが、分かってしまえばどうということはないという難易度なのでサクサク進めながら絶体絶命としシリーズを堪能しましょう。