7月29日に待望のドラゴンクエスト11が発売されました。私はどちらかというと、FF派で、ドラクエはそれほど好きではなかったのですが、やはりビッグタイトルです。気になってはいましたので、今回は発売日にプレイをしてみました。個人的な意見にはなりますが、初見プレイの感想、評価をしていこうと思います。ちなみにPS4版です。
これまでのドラクエプレイ歴
FF派だからという話を冒頭でしましたが、実は結構プレイしています。それほど思い入れが強いというわけではないのですが、いつのまにかプレイしていたという感じになるのでしょうか。それも凄いところなのかもしれませんね。これまでプレイしてきたタイトルですが、
と、こんな感じでプレイしてきており、8と10だけはプレイしてきていません。10はオンラインということでプレイするつもりはなかったのですが、8に関してはいきなり頭身が変わり受け入れられなかったという感じです。9もあまりやるつもりはなかったのですが、DSで気軽にできるならということでプレイしてみました。今回の11に関しては、8に近いということもあり、基本的には受け入れてはいなかったのですが、今回だけはプレイしてみようという感じです。それならDS版をプレイしたらいいという話もありますが、ゲームは大画面でプレイしたいということもあり、PS4を選択しています。
比較するRPGとしてはドラクエのライバルといえば個人的にFFだと思っています。それ以外にも最新のRPGというものは日々発売されていますが、まずはこれらと比較していきます。
旧作ファンを大切にしている?
ゲームを初めてまず感じたのは旧作のファンを大切にしているなという部分です。具体的にはゲームの進行パターンや、効果音、戦闘システムなどはあくまでも旧作からの流れをついでいると思います。もちろん微妙に進化はしているのですがガラリと変えるようなことはしていません。それからDS版です。PS4版とは違いDS版は同じストーリーでありながらドットでもプレイすることができるため、特にSFC時代のドラクエファンはあえてこちらをチョイスする人も多いでしょう。こう言った準備が旧作のファンの期待を裏切らないような親切設計になっているような気がしています。
FFなどは常に新しいものを取り入れているのですが、ドラクエはまだ昔のスタイルを貫き通しているという感じですね。しかし、それがドラクエらしいといえばドラクエらしいので良い判断なのではないでしょうか。
違和感や退屈な部分も
旧作のシステムをできるだけ採用しているということで、ファンとしては嬉しいと思いますが最近のごちゃごちゃしたRPGをプレイし慣れている人からすると、少々物足りないような部分もたくさんあります。本作品はボイスがないのですが、これがかなり違和感を感じます。DS版なら全く気にならないとは思いますが、リアルなキャラクターが無音で口をパクパクさせているのには、最近のRPGで慣れてしまっている私としてはかなり違和感です。それから戦闘はコマンド形式なのですが、これも少々退屈かもしれません。キャラクターを動かしたりすることもできますが、戦闘には一切影響がないので動かす意味はなく、あくまでもカメラの一環といった感じでしょう。コマンド形式のRPGはドラクエ以外にもありますが技術介入部分というのが少しくらいはあったりするものです。しかしドラクエに関しては完全にコマンド選択による作戦だけが重要視されます。その辺が最近のRPG慣れしている人にどれくらい受け入れられるかという感じはしました。
進行は王道中の王道
ストーリー自体は王道中の王道です。勇者、仲間、魔王とこういった登場人物がストーリーを構成していきますが、ストーリーに特別難しい部分はなく勇者が街で様々なトラブルに巻き込まれながらも最終的に魔王にたどり着くといった感じですね。すんなりとストーリーが入ってくることで頭を使わないのでストレスなくプレイができます。FF13などはかなり複雑にでしたからね(主に単語などが) もちろん突っ込みたくなる部分はたくさんあります。私がドラクエをプレイしたのは小学生や中学生だったのですが、今となってドラクエをプレイすると、「なんで城に簡単に入れるの?警備は?」とか「ちょっと強引すぎない?」といった部分は少し違和感を感じてしまったりします。しかしそれがドラクエらしくこういった世界観なんだと思うことで受け入れられています。
キャラクター
キャラクターデザインはもちろん鳥山明氏です。ドラクエでこの人の絵ではないとしたらそれはドラクエではないでしょう。鳥山明氏の絵柄自体もベースは変わらないながらかっこいい、可愛いデザインになっていると思います。主人公のロン毛はあまり好きではないですけどね笑 PS4ではモンスターも非常にリアルに描かれています。毛のあるモンスターはもふもふしていますし、ドラゴンなどの肌は非常に固そうです。こういった描写はPS4ならではだと思います。
戦闘とマップ
戦闘は上記でも話した通り、コマンド選択方式です。これには賛否両論あるのかもしれませんが、ドラクエであるならばそれはプラス側の要素でしょう。そしてマップ移動に関してですが、PS4はシンボルエンカウント方式で、DSはランダムエンカウント方式です。ランダムの場合は基本的に戦闘を避けることができず、一定のタイミングで必ず敵と戦闘を行わなければいけません。これが面倒臭いと思うかもしれませんが、レベル上げのことを考えると結局は戦わなければいけないので結果的には悪いことではないでしょう。シンボルエンカウントであるPS4は敵を避けることができます。馬ではレベル差があれば吹き飛ばすこともできるので、戦闘を一切行わないでボスエリアまで行くことも可能でしょう。私は雑魚戦が面倒と感じることが多いので結構敵を回避してしまい、ボスとの戦闘がギリギリという感じになることが多いです。またお金もたまらないということになりますので装備を整えるために「お金集め(レベルあげ)」という時間を別に設ける必要があります。まぁこの辺は自分のプレイスタイル次第ですので、シンボルエンカウントでも見える敵は全て倒して行くという方法を取るのもありでしょう。
縛りプレイ
縛りプレイというのは本来遊び尽くした人がもっと難易度を上げるために行ったり、もう一度楽しむために自分で考えることですが、本作品ではデフォルトで準備されいます。内容としては、
こん感じになっています。なかなか難しい内容になっていると思いますので、1週目からでも2週目からでも難易度をあげたい方はぜひ試してみてください。
序盤で感じた不満点
上記でも戦闘中がちょっと物足りないかもしれないという話をしましたが、それは別に問題ないと思っています。問題は行ったり来たりが多いかなと思う点です。最近のRPGにはよくみられる傾向なのですが同じ場所や人と人の間を行き来するイベントを設けてプレイ時間を伸ばして行くというものです。今作のドラクエにもそれを感じました。またフィールドマップも結構広いというか、移動するのにはそれなりに時間がかかります。この辺をいったり来た入りするのは少々面倒です。まぁそのためにPS4はシンボルエンカウントになっており、敵との戦闘をスキップできるという部分が用意されているのかもしれませんが。まぁルーラ、リレミトを覚えれば少しは緩和されると思います。
ドラクエ11をオススメしたい人
このゲームをオススメしたい人は、
こんな方々に向いているのではないかなと思っています。ドラクエシリーズファンは特に何も考えることはないと思いますが、のんびりプレイというかゴテゴテしていないRPGをプレイしたい人にはちょうどいいかと思っています。のんびりといってもそこはドラクエです。しっかりと楽しめるポイントが満載ですしきっと満足できることでしょう。
最後に
本気でドラクエをプレイするのは本当に久しぶりで、9をプレイした頃から考えてもかなり経っています。当時と現在ではゲームに対する考え方もだいぶ違っているので既存のシステムなのに逆に新しさを感じました。単純なんだけど早く先へ進めたくなるそんなゲームです。やり込み要素ももちろんありますので長く遊べるのではないでしょうか。私自身まだプレイ途中で最終的にどういった感想を持つかわかりませんが、クリアした際には最終的な感想、評価を記事にしてみたいと思います。