Horizon Zero Down 評価・感想【ホライゾンゼロドーン】

ホライゾンゼロドーンも発売してしばらくたちますが、ある程度プレイしたので、評価・感想記事を書いていきたいと思います。個人的には、期待値があまりにも大きすぎたのか、ちょっと肩透かしを食らったような感じはしますが、それでもすばらしいゲームだと感じています。

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 キャラクターデザイン

ちょっと日本人が好きになれないキャラクターデザインじゃないかなと思います。男のデザインは特に何も感じないかもしれませんな、女性のデザインをもっとかわいくして欲しいという声はおおいでしょう。それから、男のキャラはなぜか、2ブロックヘアーの人が多いような気がします。だから何だって話なんですがね。

 

機械のデザインはリアル系な感じで、個人的には嫌いではないです。また、機械もそれぞれ動物をかたどったものが多く、「あ、これは牛系だな」なんて思うことができます。ボス休の固体にはオリジナルのデザインが与えられているかもしれませんが、そっちの方が少ないです。

 

 

戦闘・操作関連

戦闘はゴリゴリのアクション系でロボットをばったばった倒していく系かと思いきや、意外と隠密重視なゲームでした。ウォッチャーという常時索敵している敵がいて、そいつに見つかると周りにいる敵が攻撃を仕掛けてくるという感じです。もちろん、ウォッチャー以外の敵にも正面から近づくと、攻撃してきます。攻撃してくるなら戦えばいいと思うのですが敵の攻撃力が結構高く、4発くらい食らうと死んでしまいます。難易度ノーマルで遊んでいるので、これ以上の難易度の場合どういったダメージになるかは不明です。このことから、出来るだけ隠密で敵の数を減らし、戦闘を楽にしていくというスタイルと感じました。

 

操作に関してはけっこうきびきび動くのでそこまでストレスはないです。ただ、敵の攻撃は〇ボタンの緊急回避でよけるのですが、結構ギリギリでよけれるといった感じの仕様になっており、もう少し余裕があるように作れなかったのかと思います。

 

攻撃は、槍と弓という原始的な戦い方になり、機械にたいして物理攻撃を仕掛けるのですが、金属に槍や弓が効くのかと言う部分が非常に引っかかります。いくら攻撃してもダメージは入らないような気がするのですが、その部分に設定が欲しかったなと思います。弓の操作はスキルで流れる時間を遅くしたりすることが出来るので、その辺のシステムを利用すればそれほど難しくなく攻撃を当てることが出来ると思います。この辺の時間の流れを支配できるのは完全一人用ゲームの強みですね。coopなどでは、参加している人の時間の流れに矛盾が出てしまいます。

 

 

近接戦闘

弓だけでなく、槍で攻撃することが出来るという話をしてきましたが、弓でちまちま狙うのも面倒だということであれば、直接殴りに行きたいと思う人も多いでしょう。しかし、本作品は近接攻撃の攻撃力が低めに設定されているようで、近づくと敵の攻撃をくらいやすくなります。このへんはオススメスキルなどもあるので、別の記事を参照していただければ、近接戦闘もそこそこ楽に行えるかと思います。

 

 

フォーカスシステム

フォーカスという機械をつけて様々なアクションを行うことが出来るのが本作品の特徴ですが、はっきり言って、ウィッチャー3で言う、「ウィッチャーの感覚」とほぼ同じです。クエスト自体も、人を追いかけるものが多くあり、このウィッチャーの感覚のようなシステムを使って追跡を行います。新しいようで全く新しくないといった感じです。

 

 

オープンワールドとしての出来

映像はすばらしく非常に美しい世界を歩くことが出来ます。しかし、これもウィッチャーと似ているといわざるを得ません。ウィッチャーの場合はモンスターが現れますが、ホライゾンでは、機械が出てくるといった違いです。また、ホライゾンでも山賊のような敵もたくさん出てくるのでこの辺もウィッチャーに近いような気がしてきます。ただ、オープンワールドとしての条件は満たしているという感じはしています。自由度を語るなら、スカイリムには圧倒的に届きませんが、世界観を崩壊しないようになっており、あくまでも主人公らしく進めていかなければいけません。

 

 

どんな人にオススメか

ウィッチャーをプレイして、また同じようなシステムで遊びたいという人には向いていると思います。逆にウィッチャーでお腹いっぱいになっていたり、つまらなかったと感じる人は最後までプレイできないと思います。ウィッチャーなどのオープンワールドゲームをプレイしたことがない人であれば、「こんなゲームがあるのか」と驚けるかもしれません。なんにせよ基本的にはお使いクエストがほとんどなので、こういった内容に耐性がないとすぐに飽きてしまうでしょう。隅々まで回ろうと思っても基本的に同じことしか起こらないので新鮮味が薄れていきます。最初は「ここはなんなんだろう」なんて足を運ぶわけですが、最終的には予想が出来てしまい全然寄り道しなくなることが多いと思います。

 

 

個人的な評価

ウィッチャー3をやっていなければどハマリした可能性があったゲームです。やはりかなり意識して作られている感が見え、どうしても「これはウィッチャーと同じだな」と脳内で評価してしまいます。逆に違うところを探すほうが難しいような気がして、自分でホライゾンのハードルを上げすぎたような気はしています。しかし、ウィッチャーに似ているということは、非常に良くできているという裏返しでもあり、ゲームとしては非常に完成されているのではないでしょうか。ストーリーは、完全にファンタジーというわけではなくSFの色が強く出ているので、「どうしてこういう世界になってしまったのか」「黒幕は?」など考えると先に進めたくなるストーリーだと感じます。ファストトラベルがアイテム制だったり、乗り物を切らすとまたゲットしなければいけなかったり(スキルで解消も出来る)ちょっと面倒な部分もありますが、最近はどんどん引き込まれています。ただ、サイドミッションをプレイすることがあまりなく、メインミッションをガンガン進めるといった感じでプレイしているので、このゲームのいいところをつぶしている感もあります。まぁこのゲームはゆっくりのんびり進めていければと思えるゲームです。