バイオハザード7 これじゃない感

バイオハザード7が発売されて、数日が経ちました。俺もなかなかプレイする時間がなかったのですが、ようやくプレイすることができました。ネット上ではかなり賑わっているようで、動画サイトなどでも多くの方が動画をあげています。そんな中ちょっと気になったことがあったので記事にします。

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 原点回帰

今回はバイオハザード7ということで、ナンバリングタイトルでは7作目になります。シリーズとしては他にもいくつも発売されていますが、それぞれ特徴があります。ナンバリングタイトルなのですが、1作目から一貫して同じシステムで続けているということではありません。主に1、2、3が同一系統で、4、5、6が同一系統になっています。では7はどの分類にされるかというと、一概には言えませんが1、2、3系統となるかと思います。また、これまではTPS視点だったのに対して、今回はFPS視点となっています。これはVRを想定してということもあると思いますが、視点自体は変わっても、基本的にはバイオハザード初期の作品に近く、原点回帰と言ってもいいかと思います。

 

これじゃない感

ネットの評価は賛否両論あるようですが、俺にとって「ようやくバイオハザードらしいバイオハザードがプレイできる」と感じています。(まだ序盤しかプレイしていませんが) 初期の頃のバイオハザードといえば謎解きです。拾ったものを使って先に進んでいき、持てるアイテムも限られている中、どうやって効率よく進めるかでクリアタイムが大きく変わってきます。今作でも同じようなシステムになっているので、これを待っていたという人は多いでしょう。しかしネットは

バイオハザード7のこれじゃない感。バイオハザードでやる意味がない

などと言われているようです。ちょっと待ってください。4、5、6と完全なるアクションシューティングゲームに成り下がっていたものをようやくバイオハザードらしく製作したわけです。これじゃない感ということはないと思いませんか?

 

 

プレイしている世代が違う

バイオハザード1作目が発売されたのは1996年です。今から約20年前ですね。俺はこれをリアルタイムでプレイしました。初期系作品は3までと言いましたが、2作目は1998年、3作目は1999年に発売されています。ここまでかなり短スパンで発売されていますね。そして大きく変わったのが4からですが、これの発売日が2005年です。5作目が2009年、6作目が2012年です。今年が2017年ですので、1990年代後半に生まれた人が最初にプレイするバイオハザードは4作目からという人が多いでしょう。その後5、6と遊んできた人にとっては、バイオハザード=アクションシューティングゲームという認識が強いかと思います。ももちろん、リメイクとして昔のタイトルもそのときの技術で作り直して発売はされていましたが、新しい世代にとってはすでに「これじゃない感」というものがあったのでしょう。その世代が7をプレイしたら、確かにがっかりするかもしれません。なんせ最新の映像でゾンビが大量に出てきて、アサルトライフルなどをバンバン撃ちまくり攻略していくのを待っていたのですから。「こういう作品はナンバリングタイトルでなく、別の形で発売しろよ!」なんて言う人がいるのも納得できます。

 

 

最後に

今作は間違いなく原点回帰です。これがバイオハザードなんです。俺から言わせれば、4、5、6を別の名前で発売するべきだったと思っています。テレビゲームというものが世に出てからかなりの時間が経ちました。新しいタイトルも数えきれないほど発売されてきましたが、続編という形で私たちとともに成長してきた作品もたくさんあります。俺の中では、「これはこれ」という強い認識があったとしても、世代によっては別の認識を持っているということがわかった発言でした。こういった認識のズレというものは、必要なのか不要なのかわかりませんが、これから先、ナンバリングタイトルとして数字を重ねていこうとしている作品は、こういったギャップのことも考えなければいけないのかもしれませんね。特にバイオシリーズはキャラクターも魅力的です。「そんなキャラクターが今度は激しい銃撃戦!」という作品も必要だと思いますが、タイトルのつけ方次第では、世代によるギャップというものが生まれなかったのかもしれません。