バトルフィールド1の舞台は第一次世界大戦ということですが、もちろんハイテク戦争ということはありません。おまけに馬まで出てきます。この戦争で馬を本当に活用していたのかはわかりませんが、基本的に「自動」というものはありません。「全て狙って撃つ」という操作が必要になります。そんな中、航空機が本当に強いです。
航空機に対してダメージを与えられる攻撃手段はいくつかあります。
- 銃の弾丸を当てる
- 対空砲を使う
- ロケット弾を当てる
- 戦車の銃座で攻撃する
こんな感じです。しかし全て自分で狙って当てなければいけません。バトルフィールド4などの戦闘機はよほど上手い人でない限りは、一方的に歩兵がやられるということはありませんでした。しかし、今作は爆撃機があり、地上に爆弾を投下してきます。この爆弾が本当に鬱陶しいのです。
各マップで足を止めて打ち合うというエリアは大体存在します。楽しい歩兵戦の始まりですね。突っ込みすぎないよう、でも敵を倒せる位置へ移動しながらと四苦八苦していると、上空から爆弾がばらまかれて大量虐殺されることになります。そして爆撃機や攻撃機の爆弾は無限です。あっという間に装填が完了してすぐに戻ってきます。足を止めて戦いが始まったら永遠と上から爆弾が降り続けるのです。対空砲が設置されている場所はまだいいですが、それだってお互いに足を止めて撃ち合っているのに呑気に対空砲なんて構えたら、スナイパーの餌食です。攻撃手段が全くないのです。ロケット弾も当てるのは非常に難しいですし、K弾、看護兵の通常攻撃ではダメージがあまりはいりません。みんなで一斉に攻撃してある程度削っても、爆弾をリロードしている間に機体の体力は回復して、元気良く戻ってきます。こいつはいったいどうしたらいいんだ・・・。
バトルフィールドはどちらかというとリアル志向で作られたゲームです。今回は第一次世界大戦をリアルに再現しているわけなのでしょう。そして航空機による爆撃が強烈なのも納得しています。しかし、防ぎようがないのだから非常に困ります。もちろんこちらの戦闘機が撃墜に向かうということもできますが、撃墜できるのはその人がうまければの話です。歩兵は戦況次第でもありますが、ある程度自分で命は管理できます。思いっきり攻め込まれていてもさらに引いた位置から攻撃することでキルは稼げます。しかし、空の戦いは航空機に乗れた人に託されるわけですから、ちょっと理不尽といえば理不尽です。その理不尽感を出したいのかもしれませんが。
そして一番最悪のケースは、敵も爆撃機、こちらも爆撃機みたいな感じで、敵味方が足を止め撃ち合っているところに双方爆弾を投下してくる状態です。「敵の爆撃機が大量キルを狙っているから、俺は阻止しなければ」と思わない人が非常に多いみたいで、「お、いい場所見つけたじゃん。んじゃ俺も爆弾落とすわ」といった感じで暗黙の了解というか、阿吽の呼吸というかで、ひたすら爆弾が降り続けます。もう完全にカオス状態です。そういった際は、もうその場から離れるしかないのですが、せっかく歩兵戦を楽しんでいるのに完全に邪魔された形になります。
そりゃバンバンキルログが出てこれば爆撃している人は楽しいでしょうが歩兵戦をやっている人からしたら最悪です。天敵です。一番落とすのが簡単なのが対空砲ですが、これもその場所に行かなければいけませんし、上手い人は場所に近づいてきません。もしくは混戦状態で対空砲なんて打ってる場合じゃない時に近づいてきます。上手いといえば上手いわけですがこれで俺のイライラはMAXに到達するわけです。
まぁそういう仕様なんだからどう仕様もないわけですしなら、やられない工夫をする必要があるわけですが、あの行き場のない怒りをなんとかしたいです・・・。
